テレビ山梨番組審議会だより
第472回 番組審議会議事要録
- 開催日時
- 平成30年2月19日(月) 午後3時
- 開催場所
- テレビ山梨本社 会議室
- 委員の出席
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委員の総数 8名
出席委員数 7名
【出席委員氏名】
河西 八郎 副委員長
井上 康明 委員
長田由布紀 委員
小松万知代 委員
藤巻 宏和 委員
八巻佐知子 委員
杉森 純 委員
【欠席委員氏名】
今井 久 委員長
【放送事業者側出席者】
金丸 康信 社長
川村 文彦 専務取締役
原田由起彦 専務取締役
松田 俊幸 常務取締役
水石 和仁 取締役報道制作局長
平岡 豊 役員待遇編成局長
斉藤 佳也 報道部デスク
番組審議会事務局
- 審議事項
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「UTYニュースの星」
1月29日(月)~2月2日(金)
- 審議、意見の概要
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●山梨の今を的確に知らせてくれたニュース番組だ。
●キャスターに関して、小嶋アナはやはり誠実さと安定、コメントの的確さを感じる。山崎アナも熱心な姿勢で好感度がある。
●竜電関のニュースは、良いトップニュースだった。人柄を伝えるのは、取材記者との関係がとても重要なので、それがうまくできていると感じるインタビューだった。
●特集「ガンと告知されたら」について、若尾さんは特別な活動をしてきた方なので、告知を受けて仕事をしながら治療をしている人の現実、とのギャップが大きいんじゃないか、と感じた。もう少し、「ながらワーカー」のリアルを知りたかった。
●働き方や退職については色々なデータが出ているので、もっとデータを組み入れて分析した方が、後の就労の課題に説得力が出たのではないか、と感じた。
●特集「老後のお金」は内容としては予想された範囲内。一般的な話でこれぐらい必要、という話だったと思うが、例えば、東京で持ち家が無くて暮らす方と、山梨で持ち家があって暮らす方では、全然違う。山梨で特集するのなら、山梨の平均的な方とか、65歳までに住宅ローンを払い終わっていることを前提にするとか、山梨でやる意味があると、より身近だったかと思う。また、ターゲットが途中からわかりにくい。資産運用の話で、20年で貯めればこれだけ貯まります、と言っていたので、ターゲットは40ぐらいの人なんだな、というのが、そこにきてわかった感じ。
●特集のテーマが、「ガンと仕事の両立」「子供の初スマホ」「確定申告」「認知症の予防と対策」「老後の資金」と5つあったが、統一感が無い。それぞれの回に深掘りが足りない印象を受けた。それぞれを1週間かけて5回やれば、ずっと良い番組ができたんじゃないか、という印象が残った。
●今回の「確定申告」と「老後の資金」は、フリップを多用しての説明で、具体的な当事者というのが薄かった。テレビのメリットを生かしていないと思った。特に「老後の資金」は、結論として「ライフプランを立てる」「資産運用を考える」の2つだったので、この程度のことで、わざわざ「特集」と銘打つ内容なのか、と思った。
●ガンの特集で言葉に違和感があった。「発症」という言葉は、何かの病気にかかっていて、症状が出ることを「発症」という。ガンは発症ではない。使うなら「罹患」または「ガンにかかった」だ。
以上