テレビ山梨番組審議会だより
第481回 番組審議会議事要録
- 開催日時
- 平成31年1月21日(月) 午後3時
- 開催場所
- テレビ山梨本社
- 委員の出席
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委員の総数 8名
出席委員数 7名
【出席委員氏名】
今井 久 委員長
杉森 純 副委員長
久保嶋正子 委員
土屋 幸治 委員
豊前 貴子 委員
松谷 荘一 委員
向山富士雄 委員
【欠席委員氏名】
高橋 由美 委員
【放送事業者側出席者】
川村 文彦 専務取締役
原田由起彦 専務取締役
水石 和仁 取締役報道制作局長
清水 祐輔 報道部 主任
山口 充洋 編成局長
番組審議会事務局
- 審議事項
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ウッティ発!
「平成の記憶 ~山梨の30年~」
放送日 平成30年12月29日(土) 11時00分~11時54分
- 審議、意見の概要
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●山梨の30年をふり返る番組で、改めて映像の力を感じた。こういう振り返りは映像を持っていると強い。皆が記憶を思い返すのにすごくいいと思う。多くの人が懐かしいと思ったのではないか。
山梨の30年をどう位置づけるのか?山梨の30年を世界や全国的な視点で見たとき、どんな30年だったのかが、よりわかればよかった。
●全体的に見終わった後の感想としては、悲壮感を感じました。楽しいこともあったのに、という感じ。
全体的にこれから、来年に向けて期待が持てるというふうに綴じてほしかった。
●振り返るとどうしてもマイナスの出来事が全面に出てくるのは仕方がないと思っている。そうはいっても、明るい話題もリニアとか富士山とか市川高校もあったので、ちょうど半々ぐらいで、取り上げ方としてはちょうどいいのではないか。当時の貴重な映像を見ることが出来て、この30年間を振り返る非常にいい機会になった。
●甲府市の30年ですが、これは非常に映像が訴えるところがあって、この間の中心街の衰退が非常によくわかった。
●望月県政から天野、山本、横内、後藤県政と至っているが、その推移とか、それぞれの特徴や問題点を振り返ってもよかったか。
●物事には陰と陽、光と影というか、明るい話題の裏には課題や問題があるんだよ、ということを番組で表現したと思う。
●取り上げた出来事は、生き証人というか、そういう方々がその時の心境を語る、今だから言えるというようなインタビューが効果的で、「平成の記憶」というタイトルにふさわしく、内容に深みを増していた。
●平成の時代というのはどんな時代だったか、番組の主題というかコンセプトが不明だったような気がした。普通に考えれば、平成という時代を総括するということだと思いますが、取り上げる順序とか、取り上げ方の濃淡が、ちょっとわかりにくい気がした。
●時代のトレンディーさとか、サブカルチャーとかが、飛ばされちゃっていた。例えば「クールジャパン」という言葉も平成の中で出た言葉だ。事件性を追うのは時代を検証するのにわかりやすくていい。一方で文化とかサブカルチャーというのはなかなか表現していくのが難しい部分があると思うが、漫画がサブカルチャーとして世界中からお客さんがこちらに向いている、という事実はやってほしかった。そういうところを、番組のどこかで章を設けてほしかった。
以上