テレビ山梨番組審議会だより

第484回 番組審議会議事要録

開催日時
2019年4月15日(月) 午後3時
開催場所
テレビ山梨 本社
委員の出席

委員の総数 8名
出席委員数 8名

【出席委員氏名】
今井  久  委員長
杉森  純  副委員長
久保嶋正子  委員
高橋 由美  委員
土屋 幸治  委員
豊前 貴子  委員
松谷 荘一  委員
向山富士雄  委員

【放送事業者側出席者】
金丸 康信 代表取締役社長
川村 文彦 専務取締役
松田 俊幸 常務取締役
水石 和仁 取締役報道制作局長
斉藤 佳也 報道部デスク
山口 充洋 編成局長
番組審議会事務局

番組審議会
審議事項
「UTYニュースの星」
対象日 平成31年4月1日~4月5日
審議、意見の概要
●4月1日は、新元号の「令和」について県民インタビュー、山梨県出身の林真理子さんや金田一さん、有識者の声も拾っていたし、色々な場所で新元号に対する話題を紹介していて、まさにタイムリーだった。

●「令和」について、便乗商品、図書館の万葉集、万葉の森など、地道に話題を拾っていて、確かな取材力と努力によって、連日の話題でも飽きることなく楽しめるニュースになっていた。

●新年度、新元号、4月の桜、統一選、これらの統一感というか、5日を全部見て、いい意味で統一感があって、リズムよく拝見することができた。見やすかった。

●入学式や入社式については、新人の声をもうちょっと拾ってほしいというのを去年も言ったが、やはりこういうものがあると新年度の雰囲気が伝わる。

●年度初めの風物詩の入社式、入庁式、入学式があったが、新人たちのフレッシュな声のインタビューがもっとあればいいと思った。やはり映像というのは、生の声、姿、表情というのが紙媒体にはない最大のメリットだと思うので、手間はかかると思うが、ぜひお願いしたい。この話の関連で、こういうインタビューに限らず、番組制作で言えるのかもしれないが、見ている側は、繰り返し見たくなるコンテンツがあるが、制作する側はマンネリ感があって「またこれか」みたいな感じで、やらなくなってしまうということがあるのかもしれない。もっとも、ずっと同じことをやっているわけにもいかないので、そこはバランスの問題と思うが、作り手の「ずっとやってて飽きちゃった」というような論理でなく、視聴者が何を見たがっているかを見極めながら番組作りをしてほしい。カメラの向こうには一般の人が常にいる、ということを意識した番組作りをしてほしい。


●県議選の報道は公平感があった。最終日の全体的なポイントでは記者が県内各選挙区の状況や、女性議員が全国で最低の1名で、今回6名が立候補しているが女性議員を増やせるかというのがポイント、というような総まとめがわかりやすくてよかった。

<5回シリーズ特集 飛躍~新時代へ~ について>
●ハンダアートの学生が素晴らしい。よく探してきたと思った。どういうタイミングでこういう人を探してきたのか?取材して番組にもっていけるのか、感心した。若い人が新しい素材で新しい技法で、現代美術といわれている中に新しい現代工芸が誕生していくのかなと、新しいウェーブを感じてうれしい気持ちになった。

●フルートの演奏家は、世界の頂点を目指していくのに、山梨に帰ってきて後進を指導していた。今からの山梨の様々な文化という意味で、牽引力もあるし、素晴らしい。

●山梨の若手人材が流出しているさなかに、ある意味、歯止めがかかるし、県内で生きていこうという若い人たちに希望を持たせるきっかけになるんじゃないか、と強く感じた。この特集はシリーズ化してほしい。

●他の分野も含めて、県内で頑張っている小学生、中学生がいたら、地元のテレビ局として継続的に、彼らがどうなっていくか追いかけて、今回みたいな番組に使っていただけると嬉しい。

●若手が全国を舞台としてこんなに頑張っている、ということは、山梨で子供を育てる母親としてもとても希望がもてるコーナーだと思った。情報収集は難しいと思うし、そんなに多くない中で探せというのは矛盾しているが、ぜひこれからもお願いしたい。

●木曜日のサッカーは、女性アスリートの競技と仕事の両立の難しさがわかったんですけれども、この回と、金曜日のアイドルの回は、飛躍感が感じられなかった。前半の3回と比べるともうひとつだったと思う。

●木曜日はスポーツで、しかもチームだったので、5日間見ると違和感があった。
                                 以上