テレビ山梨番組審議会だより
第487回 番組審議会議事要録
- 開催日時
- 2019年7月22日(月) 午後5時
- 開催場所
- 古名屋ホテル(甲府市中央一丁目)
- 委員の出席
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委員の総数 8名
出席委員数 8名
【出席委員氏名】
今井 久 委員長
杉森 純 副委員長
久保嶋正子 委員
高橋 由美 委員
土屋 幸治 委員
豊前 貴子 委員
松谷 荘一 委員
向山富士雄 委員
【放送事業者側出席者】
原田由起彦 代表取締役社長
金丸 康信 相談役
鈴木 淳郎 常務取締役
松田 俊幸 常務取締役
水石 和仁 取締役報道制作局長
山口 充洋 編成局長
番組審議会事務局
- 審議事項
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「TBSの番組について」
- 審議、意見の概要
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■ニュースについて
【Nスタ】
●全国ニュース、季節の話題、対外的な情報と、バランスよく構成されている。その日のポイントを凝縮している報道番組である。
【ニュース23】
●オープニングのアニメ映像、スタジオセットは従来になく斬新で良い
●小川アナウンサーを登用してどういう番組を目指すのか不明確な印象もある。
■ドラマについて
●4月からのドラマは3本とも面白かった。
■インターネットとテレビについて
●現在テレビ業界が制作しているコンテンツがダメかといえば決してそんなことはなく、未だに若者を含む多くの視聴者に支持されている。
問題はそのコンテンツをいかなるツールを使って視聴者に届けるかが重要であり、その使い方のバランスに利益を生む方策も隠れているのではないか。
●時代を超えて記憶に残るというのもテレビ。
時々ある「やらせの番組」などは、テレビの信頼性を低くしてしまうのでやってはいけない。ネットとの差別化のためにも起用する出演者も十分配慮し、視聴者の記憶に残るような、何かを感じられるような真摯で正しい番組作りをこれからは期待している。
●若い人たちはネット中心になっているので、ネットからテレビに誘導するような仕組みというのが必要だと思う
■放送業界やメディア全般について
●いつも願うのは見る側に立った番組作りとか、人権を尊重した番組作り、公正公平な報道、真実を伝える報道とか。時々、スクープ合戦や視聴率を気にするあまり制作側の都合や意図を押し付けるような視点での番組作りが見受けられるが、こうした動きは自浄作用はなかなか働きにくいので、自戒もこめて番組審議会等の第三者委員会の監視機能をさらに高める必要があるのではないか。
●視聴者がネットなどによって情報を取りに行くという時代でもあったり、情報を流したり取ったり視聴者が今までと違う行動をしているので、これからの報道はどういう風にあってもらったらいいのかと、つくづく迷ってしまうところでもあるが、そうであるからこそ放送業界には、できるだけ信頼できる情報を流すということに精力を使っていただきたいと思う。
以上