テレビ山梨番組審議会だより
第504回 番組審議会議事要録
- 開催日時
- 2021年5月17日(月) 午後3時
- 開催場所
- 山梨県立図書館 イベントスペース(東)
- 委員の出席
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委員の総数 8名
出席委員数 7名
【出席委員氏名】
今井 久 委員長
中條 学 副委員長
高橋 由美 委員
土屋 幸治 委員
豊前 貴子 委員
松谷 荘一 委員
向山富士雄 委員
【欠席委員氏名】
久保嶋正子 委員
【放送事業者側出席者】
原田由起彦 代表取締役社長
金丸 康信 相談役
鈴木 淳郎 常務取締役
水石 和仁 報道制作局長
山田 純史 制作技術部長
番組審議会事務局
- 審議事項
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「テツandトモの大月が桃太郎発祥地なのはなんでだろう~」
放送日 2021年4月29日(木)
15時49分~16時45分
- 審議、意見の概要
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●桃太郎の鬼退治とは、仁徳と知恵と勇気で怖いものをやっつける話であり、コロナ禍の今、それぞれの地域を元気にする為に、色々な地域に桃太郎伝説発祥地としての盛り上がりがあってもいいのだと思う。
●鬼は、災害などの目に見えない怖いものの象徴であり、コロナ禍の今の状況を乗り切ろうというメッセージが伝わってきた。
●このような町おこしの事例を紹介することにより同じような試みが他の地域にも波及し、地域の活性化につながることが期待される。良い企画だった。
●年齢性別にかかわらず、楽しく見ることができ、また勉強にもなった良い番組だった。
●人口減少が進む地方都市での地域振興のあり方や、疫病や災害に立ち向かってきた歴史を学ばせてもらった。楽しいバラエティ番組ではあるが、それだけではない深みも感じることができた。
●昔話を題材にして、一つのエリアの魅力を紹介した切り口は非常に良かった。地域の魅力発信の新しいスタンダードの一つになるのではないか。
●ミクロな魅力がマクロに大きく広がる可能性という点で、取材や構成力も含めてテレビ力が発揮された、極めて重要な提案番組だと感じた。
●起承転結がうまく成り立っていて、初めて知る要素も多く勉強になった。
こういった伝承ものは、あまり決めつけて取り上げると人によっては抵抗感や疑問を持つこともあるが、バラエティ色を強くして雑学的なうんちくも入れるなど、うまく配慮ができていたのではないか。
●バラエティ系にするとメリットもあるがデメリットもあるのでどうだろうと思っていたが、各委員の反応もよかったし、「あまり決めつけると違和感を持つ視聴者もいるのでバラエティ系にした方が受け入れやすいだろう」という意見も出ていたので、今回バラエティ系で紹介したことに意味があったと思う。
以上