テレビ山梨番組審議会だより
第507回 番組審議会議事要録
- 開催日時
- 2021年9月21日(火) 午後3時
- 開催場所
- 山梨県立やまなし地域づくり交流センター 大会議室
- 委員の出席
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委員の総数 8名
出席委員数 7名
【出席委員氏名】
今井 久 委員長
中條 学 副委員長
久保嶋正子 委員
高橋 由美 委員
豊前 貴子 委員
松谷 荘一 委員
向山富士雄 委員
【欠席委員氏名】
土屋 幸治 委員
【放送事業者側出席者】
原田由起彦 代表取締役社長
金丸 康信 相談役
鈴木 淳郎 常務取締役
塩澤 充正 報道制作局長
生山 裕晃 報道部長
番組審議会事務局
- 審議事項
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「スゴろく」(終戦特集について)
対象日 2021年8月12日(木)~8月13日(金)
18時15分~18時55分
- 審議、意見の概要
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●語り部が少なくなっている今、戦争を体験した方の生の声を伝えることがいかに重要かを再認識した。
●飯野さんが90歳になった今も、非常に悔いとして残していらっしゃることは非常に印象的だった。教育という子供の成長過程の点で、いかに戦争が罪深いかということを物語る重い一言だ。
●パラリンピックの採火式のニュースの後にこの特集が流れてきたため、少し唐突な印象を受けた。今年は終戦の日が日曜日で、当日や前日に放送することはできなかったが、視聴者の頭の中にも終戦の日について認識が残っている翌週に放送した方が良かったのかもしれない。
●2日間だけではなく今週は終戦特集と決めて、最近収録したかということには拘らず、過去に収録したものも含めて「見せる」というところに重点を置いてもよかったのではないか。
●生き残った子供達も学びの機会が失われ、その後の人生にも大きな影響を及ぼしたことが分かった。
●飛行設備の整備のための学徒動員という点で内容が似てしまい、それぞれの話のインパクトが減ってしまったことが残念だ。
●甲府の平和通りの名前も、戦争からの復興を願って付けられているが、今はその由来も知らない方のほうが多いのではないか。
●田舎でも国の発する戦争を礼賛し美化する情報を、皆が信じ切っていた異常な状態だったということを再認識した。
●今回のような体験談中心の特集がいつまでできるのか。無理になった場合、地方ローカル放送局としてどういう番組が作れるのかをそろそろ考える時期に来ていると思う。
●生きて帰ってきたとしても、特攻隊にいた人は建て前もありなかなか本音のところは言えないだろう。その点、剣持さんは実際に出陣前の本音の場に接していた。本音は間接的でしか無理だと思う。そういう戦争の悲惨なところを間接的に世に知ってもらうことも非常に重要だ。
以上