テレビ山梨番組審議会だより
第512回 番組審議会議事要録
- 開催日時
- 2022年3月23日(水) 午後5時
- 開催場所
- 古名屋ホテル バンヤンツリー
- 委員の出席
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委員の総数 8名
出席委員数 8名
【出席委員氏名】
今井 久 委員長
大塚 貴司 副委員長
久保嶋正子 委員
高橋 由美 委員
土屋 幸治 委員
豊前 貴子 委員
松谷 荘一 委員
向山富士雄 委員
【放送事業者側出席者】
原田由起彦 代表取締役社長
鈴木 淳郎 常務取締役
塩澤 充正 報道制作局長
番組審議会事務局
- 審議事項
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「スゴろく」(スゴろくニュース)
対象日 2022年3月10日(木)、11日(金)
18時15分~18時55分
- 審議、意見の概要
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●震災との闘いは今もなお続いていることを思い出させる報道だった。
●1日の陽性者数がグラフ化され推移がひと目でわかるのは良いが、重症者数も一緒に表示してはどうか。
●『スゴろく』は家族で見る番組だと思う。重いニュースがあっても暗いまま終わるのではなく、明日につなげる希望や笑顔の要素も必要で、今は“みんなのSDGs”というコーナーがエンディングになっていて、上手に番組構成ができている。
●特集で紹介した三浦さんは震災で移住して山梨の果樹農業やその地域の発展に貢献したい、加えてふるさと岩手にも何らかの恩返しがしたいという強い思いを持っていらっしゃった。県外から意欲的な移住者が増えていくことで、俯瞰した形で山梨を良い方向に変化させてくれると思う。
●震災から11年経ったとか、あの頃こうだったという表面的な事実を追いがちだが、大きな災害を経験した人達は生涯心に深い傷を負っている。15歳で山梨に移住した女性と“勿忘の鐘”のニュースは非常に心に深く突き刺さった。
●普段から意識し自ら危機管理が出来るよう、震災・防災について定期的に繰り返して特集して欲しい。
●今も457人が県内で避難生活を送っているとのことだったが、年次推移もあると良かった。
●山梨県はいつ巨大地震があってもおかしくないということで、防災対策が必要だと感じた。一方で、家具の転倒防止など備えは十分ではなく、防災力は全国最下位レベルだそうで、こうした指摘や報道はとても大切だ。
●3月11日はかなり震災色の強い報道番組になるのかと思っていたが、震災についての放送時間はそんなに長くはなかったという印象だ。
●甲府市の放火殺人事件で19歳の少年が鑑定留置を経て家裁送致になったというニュースで「2週間以内で少年審判」と書かれていた。原則2週間だが延長されて4週間になることが多い為、“原則として”が入っていると良かった。
●県内の地震の危険性がデータで示されていたが、データだけだと分かりにくい。内陸部の地震の場合はこういう危険性があると、映像などで示してもらえればよかった。
●地震への備えが全国最下位レベルということだったが、その理由や具体例がなくわかりにくかった。
●震災の話は定期的に知る事、忘れない事、発信し続ける事が重要だ。
以上