テレビ山梨番組審議会だより
第520回 番組審議会議事要録
- 開催日時
- 2023年1月20日(金) 午後3時
- 開催場所
- 山梨県立やまなし地域づくり交流センター 大会議室
- 委員の出席
-
委員の総数 8名
出席委員数 6名
【出席委員氏名】
大塚 貴司 副委員長
織田久美子 委員(書面)
弦間 正仁 委員
斉木 邦彦 委員(書面)
藤井 秀樹 委員
堀内 洋子 委員
【欠席委員氏名】
今井 久 委員長
大島わかな 委員
【放送事業者側出席者】
原田 由起彦 代表取締役社長
金丸 康信 相談役
鈴木 淳郎 常務取締役
塩澤 充正 報道制作局長
弦間 大 報道部記者
番組審議会事務局
- 審議事項
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「週末はスタジアムで~不登校だった私とサッカーと~」
対象日 2022年12月28日(水)
15時49分~16時45分
- 審議、意見の概要
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●不登校だった白鳥さんが立ち直る姿がサッカーとの関わりを通して丁寧に描かれていた。
●不登校となり退学した母校で講演会をすることになり、自分の経験を話すだけでも勇気がいるにも関わらず、「先生に恩返しがしたい」「学生の役に立ちたい」と立ち上がった姿には感動した。
●いじめ、不登校は、全国どこにでもある大きな社会問題であり、もう少し統計数値等を用いて説明してもよかった。
●白鳥さんが言うように、人生には「寄り道、わき道、まわり道」があるが、若い時にはその事はよくわからないと思う。困難や岐路に立つ子どもに寄り添う社会(学校、家庭、地域)であってほしい。
●かなり重いテーマを扱っているが、白鳥さんは非常に思慮深い素晴らしい方であり、おっしゃることが不登校あるいはいじめを受けている子供たちはもちろん、そうではない子供たちにも進むべき道を示している大変内容のある番組だった。
●講演終了後の晴れ晴れとした表情が印象的だった。ご自身も講演をしたことでこれまでのご自分を整理し、また成長されたんだと思う。
●視る人、聴く人を惹きつけるものは言葉であり、語り方であると思う。番組の内容とナレーションの組み合わせは、「伝わる効果」に繋がっていき大事なところだが、今回はナレーションの印象が弱く、効果がなかったように感じた。
●人と人との繋がりの素晴らしさを改めて感じた。
●白鳥さんの取材、言葉を軸としながら、さらに周囲の関係者の声も多く取材して、多角的、多面的に事実をあぶり出していく形が光っていた。
●何といっても秀逸なのは白鳥さんの一つ一つの言葉で、落ち着いた話しぶりも説得力があった。随所に適切にインタビューが挟まれていて、番組からのメッセージが伝わってきて、効果的な展開になっていた。
●白鳥さんだけを集中的に追うのではなく、彼女を取り巻く様々な立場の方々の声がたくさんあって、とても見応えがあった。
●いつ頃からボランティアに参加することになったのかなど、時系列が分かりにくかった。どのような過程を踏んで今があるのか情報が欲しかった。
●「回り道をしたけど、それが自分の道」という言葉にグッときた。回り道でも居場所を見つけて歩んでここまできたというメッセージが、この番組の価値を上げていると思う。
以上