テレビ山梨番組審議会だより

第522回 番組審議会議事要録

開催日時
2023年3月17日(金) 午後5時
開催場所
古名屋ホテル  バンヤンツリー
委員の出席

委員の総数 8名
出席委員数 7名
(書面の提出をもって出席 2名)

【出席委員氏名】
大塚 貴司  副委員長
大島わかな  委員
織田久美子  委員
弦間 正仁  委員
斉木 邦彦  委員
藤井 秀樹  委員(書面)
堀内 洋子  委員(書面)

【欠席委員氏名】
今井  久  委員長

【放送事業者側出席者】
原田 由起彦  代表取締役社長
金丸 康信   相談役
鈴木 淳郎   常務取締役
古屋 孝樹   制作部長
番組審議会事務局

番組審議会
審議事項
①「テレビ山梨放送基準」の一部変更について
②「スゴろく新春スペシャル うさぎ年跳人大集合」

対象日 2023年1月1日(日・祝)
14時30分~15時55分
審議、意見の概要
①放送基準の一部改正について
●日本民間放送連盟の放送基準が一部改正されるのに伴い、テレビ山梨放送基準の一部改正を審議会に諮問し、「妥当である」との答申があった。これを受け、同日、テレビ山梨は放送基準を2023年4月1日付で改正することを決定した。

②「スゴろく新春スペシャル うさぎ年跳人大集合」について
●うさぎ年にちなんで“跳人”ということで、活躍している人を取り上げるというのは面白い企画だった。

●跳人の方々は皆様素晴らしく、山梨に関わり活躍されていることを誇らしく感じた。

●パフォーマンスの際のカメラワークが合っておらず、見にくいシーンがあって気になった。

●番組の後半はメリハリに欠け、少し間延びした印象を受けた。

●スタジオのセットや衣装をもっと正月らしく華やかにしたほうがよかった。

●殺陣師、太極拳、ブギウギピアノの『動』と、書道家、能面師、水中写真家、サンドアートパフォーマーの『静』があり、とてもバラエティーに富んでいて良かった。

●これまであまり表に出なかった隠れた才能などを今後もテレビで紹介していって欲しい。

●分野は様々でありながら、“跳人”という同じ括りの中で次々と登場するため、一人ひとりの方の独創的な活躍に気持ちを集中させにくい状況だ。一人ひとりの間を十分にとって、たとえば1日1人ずつ登場するシリーズの形のほうが良い。

●番組名を見て、オリンピックで活躍が予想されるスポーツ選手、もしくはうさぎ年の年男、年女が出てくるのかと想像したが見事に外れた。

●番組の長さはちょうどよかった。『ヒメタツ』の生態など勉強になることも入っていて、元日にゆっくりと見る番組としては楽しめるものだった。

●年始めに相応しい番組だ。「跳人」を観て、知る事で、自分の可能性を見直し、「今年は出来る!」と前向きな気持ちになれる。

●「跳人」に挑戦する姿は、観る人には分かり易いが、中途半端さがお笑いになってしまう。書にしても殺陣にしても、真剣に挑む姿が見たい。スーツ、ワンピース、ハイヒール姿ではお笑いとしか受け取れず、効果半減だ。

●ブギウギ連弾ユニットは、とにかくみていて、聞いていて、「楽しい」の一言に尽きた。背景の一つに彼らの演奏をとらえる素晴らしいカメラのアングルがあったと思う。正面からだけではなく横、上、斜めとアングルが動き、かつそれらに彼らが反応していた。事前に十分な準備がなされていたと思う。

●MCが『かぐや姫』の作品を両手で乱暴に消してしまったことに驚いた。「残せない儚さがあるのがサンドアート」とはいえ、芸術というものにはそれなりの扱い方があるのではないか。残念だ。

●殺陣師の市瀬さんのコメントが印象に残った。その道の達人ならではの素敵な言葉で、プロの高い意識が感じられた。

以上