テレビ山梨番組審議会だより

第538回 番組審議会議事要録

開催日時
10月15日(火) 午後3時
開催場所
山梨県立やまなし地域づくり交流センター 大会議室
委員の出席

委員の総数 8名
出席委員数 8名

【出席委員氏名】
安達 義通  委員長
泉田 友紀  副委員長
浅川  徹  委員
佐藤  弥  委員
杉田 真一  委員
手島 俊樹  委員
伏見  彩  委員
堀内 麻実  委員

【放送事業者側出席者】
原田由起彦   代表取締役社長
金丸 康信   相談役
鈴木 淳郎   常務取締役
駒沢 克昭   取締役報道制作局長
岡田 遼太   制作部ディレクター
番組審議会事務局

番組審議会
審議事項
JNN中部4局共同制作番組「実際に行かれる 静岡・新潟・
山梨・長野 番組限定“プレミア付き”極上の宿!」

対象日 2024年10月9日(水)
19時00分~20時00分
審議、意見の概要
●「実際に行かれる」という言葉が日本語として正確なのかが気になった。

●秋の行楽という番組テーマで、桜が咲く新倉山浅間公園の五重塔の写真が出てくるのは少し唐突だった。秋の景色を紹介しつつ春には桜が咲いてもっと綺麗だと紹介すれば流れが自然だったのでは。

●この番組のメインターゲット層はどこなのか。ターゲットによって「極上の宿」という感覚が変わってくる。内容にもかなりばらつきがあるが、真のターゲットが番組の裏にあると、もう少し内容が統一されて面白い番組になったのでは。

●ツアーの詳細はホームページとのことでチェックしてみたが、パッと見つけることができなかった。もう少しわかりやすくしてもらえるとありがたい。

●オールインクルーシブの宿が増えていると説明があったが、どういう背景があって今増えているのか、時代的な背景がわかるとさらに良かった。

●アナウンサーが宿の仕事を手伝うコーナーを通して、ホテルを支えている人たちの努力が伝わってきて好感が持てた。

●若手のアナウンサーが芸人ばりのテンションなのは少し違和感があった。

●石原良純さんと大久保佳代子さんの番組での立ち位置がよくわからなかった。博識の方なのでもう少し蘊蓄なりトリビアなりが聞けたらよかった。

●様々な切り口からコンセプトをはっきりさせた旅番組を制作することを期待している。

●地元の宿泊施設と観光地という非常に身近な案件にも関わらず、安易な有名どころの内容で新鮮味に欠ける。番組限定のプレミア付き極上の宿というには物足りなく残念だ。

●山梨と長野は湖、静岡と新潟は海や夕焼け。県産牛やお風呂などもダブリ感があった。違いがなかなか出ないのはしょうがないのかなと思った。

●身近で出かけやすい近県の観光地を相互に盛り上げようとするコンセプトが良かった。

●詳細は番組の最後とテロップを出し、最後に情報は番組のホームページを見てというのは不親切だ。

●オーバーツーリズムによる交通混雑やマナー違反が問題になっている。有名な観光地の周辺にあるスポットを開発して観光客を分散化させることも問題の解決策になるではないか。今後見過ごされがちな観光スポットを開発したツアーを今回のような企画を通して発信することが大切だ。

●アナウンサーの手伝いにより宿の裏側が少し見えて、ただの旅番組ではない面白さだった。石原さんと大久保さんの迎合しないコメントも嘘っぽい作りにならずに良かった。

●有名な所が多かった。隠れ家的な宿や穴場な観光地を紹介してほしい。

●各局が競争して切磋琢磨、学び合う仕組みができれば、お互いが頑張り合って面白い番組になるのではないか。


以上