船の樹プロジェクトは、ノアの箱舟をイメージして制作する巨大壁画。大災害で人々や動物を救い出す物語を巨大壁画にして制作。2022年4月の完成を目指しています。この「船の樹」にもノアの箱舟のように人々が描かれています。
作品に描かれている人たちをプロジェクトでは、乗船者と呼んでいます。乗船チケットを支払えばこの作品に肖像画描きこまれ画家たちの制作費となる仕組みです。
船の樹は2022年4月に完成し、武田信玄の菩提寺と知られる恵林寺に奉納されます。恵林寺では、2022年が武田信玄公の450回忌という節目であることから記念事業としても位置付けられています。
船の樹は、ノアの箱舟からイメージして制作されていますが、大きな樹は、南アルプス市寺部にある三恵の大ケヤキを元に描かれいるんです。実際にある樹をベースに描くことでリアリズムが出るそうです。
今回船の樹プロジェクトを始めた笹本正明さんは、東京都出身で中央市在住の日本画家、普段は、独創的で妖艶な世界観を持つ作風を描いていて、現代日本画家の鬼才として注目を浴びている作家さんです。総勢9人のアーティストがこの船の樹プロジェクトの制作に関わっています。
都内在住の中堀慎治さんの普段の作品は、金箔を背景に西洋の女性を描く幻想的な作風となっていて、画廊では、数十万円の値段が付いていますが、このプロジェクトはお金では買えられない価値と考えています。
大月市初狩町の奥秋正二さんは、息子夫婦とお孫さんの6人家族で乗船する予定です。いつかお別れの時が来ても恵林寺に行けば私に会えるし、家族一緒に描かれることに感銘し、乗船を決めたそうです。
11月5日現在数百人の応募がありますが、目標は1000人です。詳しくは、「船の樹プロジェクト」を検索して下さい。担当笹本正明09047243146
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