ローカルガストロノミーとは、地域の風土や歴史、文化を料理に表現すること。 こちらのカフェは、特産食材を使った料理を提供し、食の感動体験を通して地域の魅力向上も図っています。 オーナーは身延山で550年続く宿坊「覚林坊」の女将さんです。
山梨の郷土食「ほうとう」 このほうとうが、令和4年度に文化庁が推進する「100年フード」に認定されました。 さらにカフェで提供する「ほうとうカルボナーラ」が、若者やインバウンドに向けたアレンジだとして高評価を得て表彰されました。 もちもちの麺とパルミジャーノチーズが合わさり、伝統と現代を融合したトレンディで美味しいお味に仕上がっています。
「あけぼの大豆」は身延町曙地区で生産される在来種。 農カフェZENCHOでは、「あけぼの大豆」を使ったカレーを提供しています。 数十種類のスパイスとすももソースでアクセントをつけたカレールーに、大きな粒で甘い大豆が良く合います。 お店では、クレアシオンファーム小川貴志さんが作る新鮮な野菜を味わう事ができます。
身延町で80代の農家さんが作る「甘黒」(かんくろ)という黒豆を使ったぜんざい。 あけぼの大豆と同じく、あけぼの地区で作られた豆は大粒で食べ応えがあります。 風味豊かな小豆と「甘黒」で仕立てられた黒豆ぜんざいです。
「ソルダム」という品種のすもも。 現在消費者に好まれるすももは、酸味のあるものから甘いすももに変わっており、 農家もそれに合わせて育てる品種を移行しています。 オーナーの樋口純子さんは、「ソルダム」が大好きで、この品種が途絶えないように、食べられるのに廃棄されてしまうすももを買い取りメニューを開発しています。 ファッショナブルなすももサイダーは見た目にも楽しめます。
身延山久遠寺総門を過ぎて車で1~2分進むと左手にお店が見えてきます。
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